妊娠糖尿病の分割食・食事管理でつらかったことと良かったこと

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妊娠糖尿病の分割食・食事管理でつらかったことと良かったこと
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第二子妊娠15週で妊娠糖尿病と診断され、1日6食の分割食、そして食事記録と血糖測定がスタートしました。

妊娠初期から血糖測定が始まったので道のりはかなり長くて辛かったです!

妊娠糖尿病と診断されただけでも精神的ダメージは大きかったですが、やはり毎日の食事・血糖記録は心が削られる思いもしました。

この記事では、妊娠糖尿病の食事管理や血糖記録で辛かったことをまとめます。

ただ、食事管理を通じて良かったこと、プラスになったこともあったので併せて紹介しますね。

同じように妊娠糖尿病辛いな、ネガティブな気持ちになっちゃうな…と落ち込んでいる人に読んでもらえると嬉しいです。

関連記事妊娠糖尿病の食事と血糖値の記録【分割食メニュー】栄養指導受けながら改善しました

関連記事妊娠初期から糖負荷試験に引っかかった!【第二子妊娠で二度目の妊娠糖尿病】

Contents(タップできる目次)

妊娠糖尿病の分割食・食事管理でつらかったこと

まずは妊娠糖尿病の分割食・食事管理が始まって辛いと感じたことをまとめました。

  1. 1日6食に慣れるまでつらい
  2. 間食が難しい
  3. 1回のご飯の量がどうしても少なく感じる
  4. 食事記録が大変
  5. 血糖測定の針を刺すのが苦痛
  6. 高い数値が出ると落ち込む
  7. 血糖測定が忙しい
  8. ずっと食べている感覚・気をつけないと虫歯になりそう
  9. 人から「甘いものばかり食べているんだ」と思われて悔しい
  10. 料理・家事が増える
  11. 食費がかかる
  12. 健診だけじゃなく栄養指導の時間も必要
  13. 外食で食べられるものが限られる
  14. 家族のメニューと分けるのが大変
  15. 糖質量の計算が難しい
  16. モチベーションを保つのが大変
  17. リスクが怖い
  18. 人と比べても落ち込むだけ
  19. 一生続くのかと思うとつらい
  20. ネガティブな気持ちになりがち

たくさんありすぎてびっくりですね。こんなにつらいんだよ、というもはや愚痴です。でもほんとの愚痴ばかりになってしまうと読んでいて暗くなってしまうのでなるべく明るめにライトな感じで書いています。(ほんとはもっとちゃんとつらいしヘビーです)

妊糖あるあるだねーと思って読んでもらえればうれしいです。

1日6食に慣れるまでつらい

私の病院では1日6食で血糖値をコントロールする『分割食』の食事療法を始めることになりました。

妊娠糖尿病についてはあらかじめ自分で調べていたので、1日6食の分割食があることは知っていたのですが…いざ実際自分がやるとなるとやっぱり最初は大変でした。

今まで間食をするのは太ると思っていたし、お腹がMAX空いてから食べるのがいいと思っていました。まさか間食をとって空腹の状態を防ぐことで血糖値のコントロールができるとは…。

  • 今までの食習慣と全く違う
  • 食べる時間や食べるものを今まで以上に気にしなければいけない
  • 1日3食にプラスして間食を考慮しなければいけない

今までの食習慣と全く違うというのもあるし、ずっと食べる時間と食べるものを気にしないといけないのはつらい。

本当に効果あるのかな…と半信半疑だった面もあって、まずは慣れるまで時間がかかりました。

間食が難しい

食事と食事の間に軽めの間食を摂るのですが、もちろん何でも食べていいわけではありません。

栄養指導で最初にもらった資料には補食は糖質10g前後を目安に食べましょう、と書いていました。

おすすめの補食
  • 一口おにぎり(30g)
  • 焼き芋(30g)
  • 甘栗(25g/3粒)
  • 冷凍フルーツ
  • バナナ1/3本
  • ナッツ
  • ゆでたまご

丁寧に何グラム、と量も記載してくれていたのですが、最初は量の加減が全然わからなかったし組み合わせ方もわからなかったです。

一口おにぎり…30gってそんな微量をどうやって用意する…?しかもごはんやパンなど糖質単体で食べてはいけない、とも書いてあって…。(しそこんぶや鮭をかければOKでした)

とりあえず最初は低糖質のお菓子(クリーム玄米ブランなど)を買いためておきました。

慣れてくると定番の間食メニューができてくるので、迷わなくなったのですが最初は間食で糖質オーバーしてしまって血糖コントロールができにくいという失敗ばかりでした。

ルル

間食の糖質量やバランスを考えるのが大変だった。

試行錯誤した結果の私のベストまとめました

関連記事【妊娠糖尿病】おすすめの間食・おやつを紹介

1回のご飯の量がどうしても少なく感じる

もともと主食のご飯は150g食べていたので、急に100gに減らしたときは食べ足りなくて困りました。

(100gに減らしたと言いつつ110gは食べていましたが…)

食べ足りないなと感じて食事にバナナ1/3本足してみたら血糖値オーバーだったり。

分食は1回の食事の糖質量を抑えて血糖値の上昇を少なくすることが目的なので、ご飯を減らしても他で糖質を加えてしまったら全く意味がないんですけどね…。

だんだん分食に慣れてくると、ご飯が80gくらいでもちょうどよく感じるようになりました。

ルル

主食の量も慣れるまでがつらい。

食事記録が大変

血糖測定が始まったのと同時に、毎食の食事の時間やメニュー、血糖値を記録するようになりました。

毎食分、間食を含めて毎日……が2ヵ月3ヵ月と続くのでやっぱり大変でした……。

1日たつと何食べたか、何時に食べたかなんてさっぱり忘れてしまいますし…。なるべく食事の写真を撮っておいてあとからまとめて書くときでも困らないようにしていました。

記入例では「ご飯 〇グラム」のように大体の量も記載するようになっていたのですがさすがに量までは書けなかったですね…。メニューも自分で適当に作った料理はなんて書けばいいのかな…とか食事記録を進めるうちで「これはどうしたらいいかな」ということも多かったです。

でもメニュー内容まで書かないとわからないことも多いんだな、と気づかされることも多かったです。それもある程度長期間でないと自分のくせや血糖値の上がり方が見えてこない。

食事と血糖値の記録はこちらの記事でくわしくまとめています。↓

関連記事妊娠糖尿病の食事と血糖値の記録【分割食メニュー】栄養指導受けながら改善しました

血糖測定の針を刺すのが苦痛

血糖測定は、ボールペンみたいな機器でプチって指に針を刺して血を出してセンサーで測定します。最初は食前食後に1日6回の測定からスタートしました。

我慢できない痛さではないですが、やっぱり針を刺して血を出すって痛いんですよ(T_T)全然痛くない~平気~、という人も多いと思うのですが、私はけっこうジンジンきてます(T_T)

しかも針刺したのに十分な血が出なくてやり直しとか…ひどいときは4回連続失敗してしまってめちゃ凹みました。あとから栄養士さんに教えてもらったのですが、血の巡りが悪いと血が出にくいらしいです。指をあたためたり良く振ったりしてから刺すとたしかに改善しました。

あとは同じ指でずっと針を刺しているとだんだん刺さりにくくなったりしますし…。でも1日何回も測定するのでどうしても指の皮も厚くなります…。

大して痛くないにしても精神的なダメージが大きいんですよね…。

6歳の娘も「こんなに針刺してかわいそうだね…」って悲しそうに言ってくれました。。(娘がお腹にいたときはインスリンも打ってたんだよって言ったらさらにショックを受けていました。)

血糖測定は痛くて精神的ダメージが大きいだけではなく、お金もかかります。期間が長ければ長いほど、回数が多いほどつらさもマシマシです。

ルル

血糖値が良くなって回数が減ればだいぶマシになる…。

高い数値が出ると落ち込む

妊娠中だから血糖値が上がりやすい…というのはわかっていてもやっぱり高い数値が出るとかなり落ち込みます。

しかも「同じメニューで昨日は問題なかったのに、急に上がったのなんで?!」とか「なぜこのメニューでこんなに高いの?!」とか納得のいかないことも多いんですよね…。

今日はちょっと特別に食べたいものを食べるぞ!とかで血糖値がオーバーするのならまだわかるんですけどね。摂生しているのに高いと落ち込みますね。。

体調やストレスなどにも左右されるので、頑張っているのに数値が全然クリアできないということもザラにあります。

ルル

食事内容以外にも血糖値を上げる原因ってたくさんあるんだなって気づかされたよ…。睡眠不足とかストレスとか低血糖とか。

血糖測定が忙しい

私の場合は食後1時間の血糖値を測るように指導されました。(病院によっては食後1時間値、2時間値両方測定する場合や2時間値のみの場合もあります)

食べ始めてから1時間後に血糖測定しないいといけないので、忙しかったです。子どもにもご飯を食べさせなくてはいけないのですが、子どもがなかなか食べてくれなくて手間取ることも多いし。

夜ごはんの時間はとくに時間がないので家事もしながら子どもにごはんを食べさせながら…とそもそもめちゃ忙しくて(T_T)それにできるだけ血糖値を下げたいから少し動くようにもしたいし。。

それが1日3回あるので1日あっという間です。

ずっと食べている感覚・気をつけないと虫歯になりそう

3食にプラスして間食も食べるので、ずっと何かしら食べているような感じです。大体2時間おきに何かしら食べているので。もはや食に支配されている感…。

そして歯磨きのタイミングが難しいです。。気をつけないと虫歯になりそうで怖いので、在宅勤務の日は間食の後も軽く歯磨きするようになりました。

ちょっと良いお値段の電動歯ブラシを買ったら良い感じで歯磨きがちょっと楽にはなりました。

人から「甘いものばかり食べているんだ」と思われて悔しい

糖尿病=甘いものばかり食べている人、と思われることも多いです。前回第一子妊娠で妊娠糖尿病と診断されて総合病院へ転院が決まったとき、総合病院で採血したのですが…「甘いもの控えなきゃね」と看護師さんに言われてめちゃくちゃ腹が立ちました。「どんだけ我慢してると思ってるんや。ふざけんな。」くらいには思ってしまいました。(すみません。そして6年前以上前のことですが忘れません。)

甘いもの控えるくらいのレベル感にないんですよね…。あなたごはんの量どれだけ制限してますか?って聞きたくなります。甘いもの控えなきゃとかじゃないんです。何の背景も知らない、知識のない人が適当なこと言っちゃダメだと思います。

糖尿病のことをよく知らない人からするとそんな感じなんですよね。よくわかっていない人の何気ない言葉でよく傷つきます。

「妊娠糖尿病で…」と言われると、「全然そんなふうに見えないね!」とも言われたりするのですが「そう、(食事をいくら気を付けていても血糖値が上がりやすい体質なんで)かわいそうなんです」としか答えられません。「そんな風に見える」とかないから…。

里帰り出産の人は親の理解がちゃんとしていないといろいろ精神的負担は多くなってしまうんじゃないかな…。偏見で見られたり「糖尿病なんて大丈夫でしょ」と軽く見られたり。(第一子妊娠時に、「妊娠糖尿病になってしまったから早めに里帰り先の産院に行きたい。早めに休みに入りたい」と当時の上司に言ったところ「糖尿病かぁ、俺の親戚もなってるよ!大丈夫でしょ。早く休みに入るのはダメ」と言われたこと忘れません)

自分の中で処理するだけでもつらいのに、さらにつらくなるようなことを人から言われるなんてことないといいですよね。。

ルル

なった人にしかわからないよ…。

料理・家事が増える

食事の回数が増えるので…必然的に家事が増えました!野菜や食物繊維も意識しつつたんぱく質を増やして…と品数も増えますしね。

今まであまり作り置きをするタイプではなかったのですが、さすがにある程度作り置きをするようになりました。

コンロも今まで3ついっぺんに使うことってあまりなかったのですが、3つともフル稼働で料理することも増えました…。

小学生の子どもを持つワーママなのでそもそもけっこうきついし、今まで料理は手を抜きがちだったので試練でした。。

しかも家事で忙しくなるの自分だけですし。自分にばっかり負荷がかかります。

ルル

忙しすぎて無理。

食費がかかる

食費もわかりやすく上がりました。間食のおやつとかも常備しますし。豆乳やヨーグルト、プロテインも買うようになりました。

身体に良いからなるべく買うようにしているお魚も最近高いし><

健康のことを考えたバランスの良い食事ってお金がかかります…。気軽に外食することはなくなったので外食費は減りましたけどね。でも必ずしも自炊するほうが安く済むとは限らないですね。

健診だけじゃなく栄養指導の時間も必要

健診だけではなく栄養指導の時間も必要なので、病院でかかる時間も倍くらいになります……。

私は同じ産婦人科で栄養指導も受けられる分、受付や移動、会計の時間は同じ日に栄養指導が受けられれば短縮できますが、産婦人科とは別に糖尿病内科を受診している人はさらに大変ですよね(T_T)

ただでさえ、病院って待ち時間が長くてつらいのに。それに検診の日はプレッシャーがすごいのか、いつも前日の夜はよく眠れなかったり早朝に起きてしまったりで血糖値も暴れます…。そして待ち時間が長く間食を摂るタイミングをミスったりして鬼門すぎます…。。

まぁしょうがないんですけどね…私は検診+栄養指導の日は平日丸一日有休をとるようにしています。(休日だともっと混み合う!予約取れない!半休だと忙しすぎる!)

ルル

休みを調整するのも大変…。

外食で食べられるものが限られる

イオンモールのフードコートでランチにしようと思ったら食べられるものがなさすぎてとても困りました。

けっきょく迷った末に選ぶのが焼肉定食的なメニュー。でもタレに糖質がけっこう入っていたり、ごはんを食べすぎたりでどうしても血糖値オーバーしてしまいます…。サイゼリヤとかのほうがまだメニューを選びやすいなと思うのですが、子どもがフードコートに行きたがってしまうという…。

外食も場所を選べば糖質が少ないメニューを美味しく食べられたりもするんですけどね!

クアアイナのハンバーガーは血糖値上がらなかったです。

子どもが休日に「マック食べたい!」「丸亀製麺に行きたい!」と言い出したときは夫と二人で行ってもらうようになりました。

選択肢がなくてそこで外食しなければならないならまだしも、わざわざ血糖値が上がるとわかっているメニューをそんなに食べたいわけでもないとき食べるなんて…もったいない!と思うようになったからです。(しかもお金もかかる)

「どうしてもこれが食べたいから、今日は血糖値が高くてもいいんだ!」くらいに思えないとわざわざ食べるのはやめることにしています。子どもと生活していると本当に難しいんですけどね…。

うちの場合は娘がもう小学1年生で、私が食事制限しているのを理解してくれているので助かっています。

職場の人や友人に食事に誘われたときは「あ、ちょっとどうしよう」となっちゃいますね…。すごく嬉しい!んだけど人を目の前にして残すのも…デザートは食べられないな…といろいろ気を使います。

ルル

お店選びを自分で上手にできればいいんだけどね。

家族のメニューと分けるのが大変

私は鶏ひき肉のそぼろとか焼き豆腐とかヘルシーなものを作り置きしておいて、毎食同じようなメニューを食べる、とかは全然平気なのですが…夫の食事、子どもの食事となるとやっぱり別メニューを作ることが多いです。(⇒家事が増える、の項目につながります)

子どもは特に好き嫌いが激しくて食べてくれないメニューも多いし…生野菜のサラダとか絶対食べないです。

まぁ地味に大変です。みんなでごはんを食べる週末はハンバーグやおいしいお肉など、少し贅沢にして、平日は質素に過ごすという感じで定着してきました。

糖質量の計算が難しい

1食の糖分は40g、間食では10gくらいを目安に…と指導されたのですが、最初は頭の中で計算するのが難しかったです。

そもそも何にどのくらい糖質が入っているのかもわからなかったです。成分表示にも糖質量が書かれていない食品も多いです。

最近ではよく食べるものの大体の糖質量を覚えて、このくらいの量なら大丈夫、というのがだんだんわかるようになってきました。

野菜や調味料に含まれる糖質分はくせものだったり、グラタンやハンバーグなど小麦粉を使うメニューは特に失敗しやすいです…。

単体ならまだしも、いろいろ合わさってくると主食との調整が難しい…。

↓この本食品別の糖質量がわかるのでわかりやすかった!

モチベーションを保つのが大変

私の場合は妊娠初期の15週から妊娠糖尿病判定を受け、食事管理や血糖測定が始まりました。

妊娠糖尿病の血糖管理はもちろん出産まで気が抜けません。前回は後期になってからの対応だったので妊娠糖尿病で苦しんだのは約2ヶ月。今回はその倍以上の期間があります…!

食事管理も、1ヶ月目までくらいはすごく頑張ったけど、ちょっとずつだれてくるというか…定期的な栄養指導がなかったら頑張り続けることは絶対できていない…。

自分との闘いです…どうやってモチベーションを保つかは本当に難しい。このブログも、同じように妊娠糖尿病で苦しんでいる人が少しでも心が軽くなるように、という思いで書いていますが、自分のモチベーションを保つためにもなっています。

ルル

でもだいぶ疲れてきたかな。。

リスクが怖い

妊娠糖尿病のリスクは母体だけではなく生まれてくる子どもへのリスクもあります。

母体の合併症胎児の合併症新生児の合併症
流産・早産
妊娠高血糖症候群
羊水過多症
尿路感染症など
先天奇形
過剰発育・巨大児
発育遅延
胎児仮死
子宮内退治死亡など
低血糖症
高ビリルビン血症
呼吸障害
低カルシウム血症
多血症
肥厚性心筋炎など
参考:糖尿病と妊娠-ニプロ株式会社

前回の出産では特に問題はありませんでしたが、やっぱりもし何かあったらと思うと怖くなります。起こり得るリスクはなるべく回避したいですよね…。

人と比べても落ち込むだけ

同じものを食べても血糖値が上がる人も上がらない人もいるし、上がった血糖値を下げられる人も下げられない人もいます。

あんなに甘いものを食べているのに!あんなに食べたいものを食べているのに!血糖値は正常という人もたくさんいます。

一方で、こんなに日々気を付けているのに、たまに食べるご褒美のスイーツくらいなのに血糖スパイク起こりまくりの人もいるんです。

ルル

ほんとなんでなんだろうね…。

同じ妊娠糖尿病でも、数値の出方はもちろん全然違います。そもそも糖負荷試験で同じ量の糖質を体内に入れているのにちゃんと血糖が下げられる正常な人が8人中7人もいるなんて私にとってはアンビリーバブルです。(妊娠糖尿病にいなる人は8人に1人と言われています)

75gの液体の糖質を摂ったらそりゃぁ血糖値上がるよね…でも正常な人はその血糖値を下げるだけの力が備わっているわけです…。私はどんなに頑張っても今後糖負荷試験をクリアできる日はこないかもしれない。(今まで一度もちゃんとクリアできたことはない)

でも一つ言えることはやっぱり糖質の摂りすぎはいろんなリスクになるから良いことではないです。

人と比べると落ち込むことだらけですが、もう自分の体質だからしょうがないし、血糖コントロールをすること自体はとても良いことなので心を無にして頑張るしかないですね……。

一生続くのかと思うとつらい

妊娠糖尿病での食事管理、出産したらもう気にしなくていいのかな??出産したら好きなものを食べるぞ!!なんて思っていたら、ところがどっこいです。

「将来的に糖尿病になる可能性が高いから今後も気をつけてください」と先生から言われることでしょう。

実際私も第一子妊娠で妊娠糖尿病になったあと、糖尿病境界型になり、ヘモグロビンA1cも徐々に上がっていました。

なので今回出産した後も、今と同じように食事に気を付けていかないと数値が悪くなるのは目に見えています。(しかも加齢でもリスクは上がっていきます)

栄養指導でも、「産後も分食は続けたほうがいいのでしょうか」と栄養士さんに聞いてみました。今のようにきっちり間食をとらなくてもいいけど、低血糖になる傾向があるから低血糖になる前に何か口にするようにしたほうがいい。空腹の時間が長くなりすぎないように、とのことでした。

今みたいに食事管理することはないかもしれませんが、でもやっぱりある程度の食事管理は一生続くんだなと思うとへこみますね。。

ネガティブな気持ちになりがち

妊娠糖尿病になってからの食事管理でつらかったことをつらつらと書いてきたわけですが、総じてネガティブな気持ちになりがちです。

妊娠中は気持ちも不安定になりやすいので、1つ心配ごとができるだけでも大きな負荷になりますよね…。

初めて妊娠糖尿病と診断したときはとにかくネットで妊娠糖尿病体験談などを読み漁っては暗い気持ちになっていました。

第二子を妊娠したときは確実に妊娠糖尿病になることはわかっていたし知識もあったので少し前に進めた気はします。

妊娠糖尿病の分割食・食事管理で良かったこと・プラスになったこと

つらかったことばかりでネガティブになってしまったので、次は妊娠糖尿病で食事管理をしてみて良かったことをまとめました。

  1. 将来的に糖尿病になるのを予防できる
  2. 栄養学的な知識が増える
  3. 血糖スパイクを起こさないように効率的に運動・家事できるようになった
  4. 低血糖・高血糖症状が出なくなって不調が減った
  5. 自分で低糖質スイーツが作れるようになった
  6. これからのダイエット・健康にも役立つ
  7. 栄養指導を受けられた
  8. 数値が改善すると嬉しい

私は妊娠糖尿病になった人のYoutubu動画もたくさん見たのですが、「妊娠糖尿病になってみて食事改善できたのは良かった」と前向きなことを明るく話している人が多くてびっくりしました。私は絶対そんなふうには思えない、とも思いました。

でも実際1,2ヶ月食事管理してみて、血糖値が安定してくるとやっぱり前向きな気持ちにもなることができました。

まぁ正直これだけつらいを思いをするからこそ何かプラスのものを得なければ悔しい!という気持ちも大きいです。どんなにプラスになることがあって「つらい!!!」というのが第一です。

では、紹介していきます。

将来的に糖尿病になるのを予防できる

まず「将来的に糖尿病になる可能性が自分はとても高い」ということをちゃんと受け止めてみると、やっぱりその可能性を予防できるのはすごく大きいことだと感じました。

血糖値が上がる問題が妊娠中だけなら期間は短いですが、本当の糖尿病になってしまったら一生の付き合いになる可能性があります。

投薬や通院にかかる時間やお金、苦しみを考えると予防するためにできることはやっておきたい。

2回の妊娠糖尿病を通してそう思えたことは大きいです。

栄養学的な知識が増える

血糖値の急上昇を防ぐには、食物繊維やたんぱく質、良質な脂質を食事でバランスよく取り入れることが大事です。

バランスの良い食事というのが難しかった…。何にどのくらい糖質が入っていて、何にどのくらいたんぱく質が入っているのか。ちゃんと調べるようになりました。

毎日の食事で自分が実験台になって良い組み合わせも見えてきます。

栄養学的な知識が学べるYoutubu動画を見たり、本も読むようになりました。

ルル

治療していなければこんなに一生懸命学ぼうとすることはなかったよ。

血糖スパイクを起こさないように効率的に運動・家事できるようになった

食後1時間〜2時間に体を動かすようにすると、やっぱり血糖値がちゃんと下がることが多かったです。

「適度に運動しましょう」というのはずっと言われてきました。でも振り返ってみれば空腹の状態で動きすぎてしまって食前低血糖になり、食後血糖スパイクを起こす、という最悪の事態を常習的に起こしてしまっていました…!

今は朝は食後に1日の家事をある程度まとめてするようになったし、お昼はお昼休みに少しウォーキングする習慣がつきました。(夜は疲れるのとお腹が張るのとであまり何も頑張れません…生活に必死です…)

今まで回らなかった家事も回るようになったし、日の光を浴びることで体のリズムも整いやすくなったし、血糖コントロール以外でも相乗効果もたくさんありました。

私の中ではいろいろ「整った」というか、無駄なく効率的に進められることも増えたように感じています。(でもやっぱり家事はしんどいので一気に疲れることがあります)

ルル

血糖コントロールがあるからこそ頑張れている。

低血糖・高血糖症状が出なくなって不調が減った

栄養士さんに「食前に低血糖になっている傾向があるから血糖スパイクが起こりやすいのかも」と最初に指摘をいただきました。私は自分が低血糖になっているという自覚は全くなかったので驚きだったというか。

「どうやって血糖値が上がらないようにすればいいんだろう」ではなく「いかに低血糖を起こさないように血糖値を保つか」と考えをシフトできてからかなり血糖値が安定するようになりました。

お腹がすくと力が抜けて動けなくなる…という低血糖もそもそもそこまで空腹になることもないから起こらないし、食後血糖値の急上昇による眠気に襲われることもなくなりました。

そしてそれだけではなく、食事管理を始めて2ヵ月、以前までよく感じていた体の不調がかなり改善されました。けっこう頭痛もちで、低気圧だったりすると頭痛と肩こりで動けなくなることもよくあったのですが、最近は頭痛もあまり起きていないです。あと妊娠初期から眠れないことがあって、夜何度も起きたり睡眠不足になることが多かったのですが、夜一晩通して眠れるようになりました!

栄養士さんいわく、低血糖だと低気圧の影響を受けやすかったり頭痛になりやすかったりするそうです。まさか低血糖が関係しているとは思いもよらなかったです。

妊娠中っていろんな不調に悩まされますが、血糖スパイクを防ぐことでかなり不調を防げている気がしています。

とはいえ、やっぱり朝4時に目が覚めたり、夕方になるとお腹が張りやすかったりマイナートラブルはありますけどね。

ルル

それでもだいぶ変わった!今まで血糖スパイクがかなり悪さしてたな…。

自分で低糖質スイーツが作れるようになった

間食に何食べよう問題はけっこう毎回悩まされるところではあったのですが、グルテンフリー×砂糖不使用の米粉のホットケーキミックスを見つけてから自分で低糖質おやつが作れるようになりました。

高カカオチョコレートを入れてチョコスコーンにしてみたり、ヨーグルトとはちみつで蒸しパンみたいなチーズケーキにしてみたり。

小分けにしてラップして冷凍しておけば日持ちもするし、会社に電子レンジもあるのでタッパーに入れて持って行って間食にするのにも便利です。

ナッツやチョコレート、フルーツやゆで卵と組み合わせるといろんな栄養素も摂れて満足度も高くて◎。

間食も1日に3回あるので、毎回市販のおやつだと添加物や人工甘味料がちょっと気になるますよね。手作りしちゃえば材料もシンプルで安心。まとめて作っておくと重宝します。

ルル

米粉はおすすめ。プロテインやオートミール、おからパウダーを混ぜると腹持ちもよくなるよ。

栄養指導を受けられた

栄養士さんに毎日の食事の記録を見てもらって、食事改善をする栄養指導の時間は本当に貴重でありがたいなと感じました。

疑問に思ったこともじっくり聞けたし、自分の食事習慣を全部見せた上でアドバイスがもらえるので的確で無駄がない。

そして頑張った分、褒めてもらえたのもとても大きかったです…。一人で食事・血糖管理に取り組んだとしても絶対にこんなに頑張れなかったです。ちゃんと見て評価してもらえるからこそ頑張れた部分が大きいです。

私は糖負荷試験の結果が2点もひっかかかったし、数値もかなり悪く、転院の可能性もあったのでかなり厳しめのチェックが入ったのですが、栄養士さんが細かくチェックしてくれた分本当に結果にあらわれたと思っています。

妊娠糖尿病にならなければ受けることはできなかった体験なので、貴重な栄養指導を受けられたことは本当に感謝です。

ルル

良い栄養士さんで良かった。

数値が改善すると嬉しい

食事管理を始めて2~3週間は、なんでこのときは血糖値が上がったんだろう?と謎ばかりだったのですが、栄養指導を受けて理由がわかるとやっぱり目に見えて数値が安定してきたんですよね。

数値が改善すると嬉しくて「もっとがんばろう!」という気持ちになりました!

あと数値が上がってしまったときでも、冷静に理由も分析できるようになってきました。

「運転したあとは血糖値が上がりやすいかも…」「空腹で動きすぎたから間食を入れてみよう」といろいろ自分で調整もできるように。

最初は調整がすごく難しかったのですが、コツがわかってくると血糖値がオーバーしたとしても以前のような高い血糖値はかなり出にくくなりました。

ルル

一度安定しだすと一気に数値が良くなるのが体感できてすごくうれしかった。

これからのダイエット・健康にも役立つ

今は妊娠中なので体重は少しずつ増えていますが、産後のダイエットにも食事管理の知識は絶対役に立つはず^^!

食事管理は一生続くのか…と思うとけっこうズーンときますが、今の食事管理を続ければ健康を保てるだろうという希望も持てました。

産後ダイエットはまた大変だろうな~と今から気苦労ですが、これだけ鍛えてもらったので謎の自信がついています。

食べられるものが限られるので「どうせ食べるなら良いものを」という意識ができました。

今までは成分表示も見ずになんとなく手に取ってきましたが、成分表示もちゃんと見るようになりました。血糖管理のおかげで得られた知識はこれからの自分の健康、家族の健康にもしっかり生かしていきたいです。

妊娠糖尿病の分割食・食事管理でつらかったことと良かったことまとめ

妊娠糖尿病の分割食・食事管理でつらかったことと良かったことを紹介しました。

ほんとつらいことが多すぎて…吐き出しても吐き出してもやっぱり一気にメンタルが崩れてしまうこともあります。

でも、食事管理・血糖コントロールは真剣に取り組めば結果にちゃんとあらわれてくれたし、プラスになることもありました。

なんで自分だけ……と思うことは多いですが、つらい思いをしているからこそ今後のために生かせることがたくさん見えてくるといいなと思います。(まぁそんな風に考えられないときも多いですけどね!!)

妊娠糖尿病は人によって食事療法の方針も違うし血糖値の上がり方も違うので、同じ状況ではないかもしれませんが、少しでも共感してもらえたり、参考になれば嬉しいです。

最後までお読みいただいた方、ありがとうございました!

食事の記録や産後のことなど他にも妊娠糖尿病についての記事を書いているので良かったら読んでみてください^^

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感想などあればコメントください^^

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