妊娠糖尿病は出産後に治る?糖尿病境界型になってしまった私の数値の変化

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妊娠糖尿病は出産後に治る?糖尿病境界型になってしまった私の数値の変化
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妊娠糖尿病は妊娠中の糖代謝の変化の影響を受けた糖代謝異常のこと。

妊娠中に上がりやすかった血糖値も出産後に胎盤がなくなることで血糖値は一旦下がることが多いです。ただ、妊娠糖尿病になった場合は、将来的に糖尿病になる可能性が高いとも言われています。

だからこそ、妊娠糖尿病になった人は産後のフォローアップも大切。実際にどんなことをするの?本当に糖尿病になる?第二子を妊娠したら?といろいろ気になりますよね。

この記事では、第一子妊娠時に妊娠糖尿病になり、産後の糖負荷試験で糖尿病境界型と診断され、6年後に第二子を妊娠し再び妊娠糖尿病になった私のヘモグロビンA1cの数値の変化などをまとめます。

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関連記事妊娠初期から糖負荷試験に引っかかった!【第二子妊娠で二度目の妊娠糖尿病】

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妊娠糖尿病は出産後に治る?一旦良くなっても要注意

出産後は胎盤からのホルモンの影響を受けなくなるため、一旦は血糖値が下がることが多いです。
 しかし、「妊娠糖尿病」と診断されたことがある方は、『約7.4~10倍糖尿病になりやすい(参考文献1,2)』との報告や、『産後5年で約20%、10年で約30%が糖尿病を発症する(参考文献3)』との報告があります。

糖尿病について

妊娠中は胎盤からのホルモンの影響で血糖値が上がりやすくなります。その胎盤が出産後になくなることで一旦血糖値が下がることが多いとの報告があります。

ただ、妊娠糖尿病にかかった人は、正常血糖の妊娠に比べて7.4倍糖尿病になる危険があります。

私も主治医に「将来的に糖尿病になる可能性が高いから気を付けてくださいね」と言われました。

そのときは将来かぁ……と漠然としていたのですが、『産後5年で約20%、10年で約30%が糖尿病を発症する』と具体的な数値を提示されると背筋が伸びますね…。

産後のフォローアップとして産後1~3か月後に糖負荷試験を行い、再診断を行うようになっています。

妊娠糖尿病の産後のフォローアップ

糖尿病型糖尿病として管理(食事・運動・薬物療法)
境界型3~6か月毎の通院、1年毎のOGTT
正常型1年毎の通院、1年毎のOGTT
(参考URL:糖尿病と妊娠-ニプロ株式会社

産後糖尿病境界型になってしまった私のヘモグロビンA1c数値の変化

実際ヘモグロビンA1cは産後どのように変化するのか。

産後糖尿病境界型になってしまった私の数値の変化をまとめていきます。

産後の糖負荷試験では糖尿病境界型に

私は産後すぐの糖負荷試験で『糖尿病境界型(予備軍)』と診断されました。

空腹時の血糖値は引っかからないためもともと健康診断では見つかりにくい、隠れ糖尿病だったのかもしれません。妊娠糖尿病になったことで境界型になってしまったのか、もともと境界型だったのかはわかりません。

父親が糖尿病で自分も20代の頃から健康診断で血糖値が高くて引っかかることがあったので、おそらくもともと境界型だったように思います。

「食事や運動不足に気を付けて、また1年後に糖負荷試験を受けるようにしましょう。定期的に合併症の症状が出ないかチェックしましょう」ということで定期的な通院はせず、経過観察となりました。

1年後にまた糖負荷試験を受けてみると、やはり数値が引っかかってしまい、『糖尿病境界型』のままでした。

経過観察では会社の健康診断で数値を確認するのみ

次に糖負荷試験を受けることになったのは第二子妊娠の15週目。5年後です。

その間、年に一回受ける会社の健康診断で血糖値やヘモグロビンA1cはチェックするようにしていましたが、産後1年後に糖負荷試験を受けたっきり通院することはありませんでした。空腹時の血糖値はやはり引っかかることはあまりなく、ヘモグロビンA1cもぎりぎり基準内だったのでまだ大丈夫かなと思っていました。

ただ、血糖値ではなくコレステロールや中性脂肪など他の数値も引っかかっていたので早めに内科を受診するべきだったなと反省です…。

食事や運動に関してはできる範囲で努力はしていたつもりで、気が緩んで体重が増える→摂生と運動で体重を戻す(もとには戻りきらない……少しずつ増えていく…)という感じでした。

今思えば食事管理の知識が足りなかったので、自分で食事に気を付けていても足りない部分は多かったです。(血糖値が上がりやすい食事習慣を知らないうちに続けてしまっていた部分も)

それに時間が経つにつれ、糖尿病に対する危機感というのも薄れていたかなと思います。

関連記事妊娠初期から糖負荷試験に引っかかった!【第二子妊娠で二度目の妊娠糖尿病】

実際のヘモグロビンA1c数値の変化(出産前~産後5年の変化)

第一子出産後に糖尿病境界型になってしまった私の実際のヘモグロビンA1c数値の変化をまとめてみました。

ヘモグロビンA1c
2017/11(第一子出産前)5.5%
2017/12(第一子出産前)5.7%
2018/1(第一子出産前)6.0%
2018/2(第一子出産直後)5.5%
2019(産後1年)5.5%
2020(産後2年)5.5%
2021(産後3年)5.8%
2022(産後4年)5.8%
2023(産後5年)5.7%
2024(第二子妊娠15週)5.7%

第一子妊娠時に妊娠糖尿病の診断を受けたときに5.5%だったヘモグロビンA1cは出産前に6.0%まで上がっていました。

出産して2日後にはヘモグロビンA1cは一旦5.5%まで下がっています。

そして産後2年後まではヘモグロビンA1c5.5%をキープしていたのですが、3年後にはなんと5.8%とぐっと上がっています。健康診断結果の体重も見てみたのですが、体重的には1kgも変わっていませんでした。

とはいえ、ヘモグロビンA1cの基準値は『4.6~6.2』で基準内だったので引っかかってはいませんでした。ちなみに5.8%だった2022年は子宮筋腫で手術をしています。ちょっと血糖値を気にするどころではなかった…。

そして、第二子妊娠の初期の血液検査で血糖値が引っかかり、糖負荷試験を受けてヘモグロビンA1cも検査したのですがそのときのヘモグロビンA1cの数値は5.7%。

そのとき「自分のヘモグロビンA1cは5.5%くらい。もともと高めだった数値が妊娠で上がったのかな?ショック!」と思っていたのですが、実際数値を振り返ってみるとそもそもヘモグロビンA1cの数値は上がり傾向にありました。

気を付けているつもりでも、ヘモグロビンA1cが少しずつ上がっているということに気づけていなかったですね…。

今後気を付けること

妊娠24週の現在は分食の食事管理をしながら、血糖記録をとりつつ栄養指導を受けて少しずつ血糖値が安定してきたところです。

第一子妊娠時に妊娠糖尿病になって管理入院などをしたときは、食事管理というよりはインスリンで血糖値を下げて乗り切りました。今回は食事の改善方法をじっくり身をもって実践することができているので今後の食生活に役立てることが増えていると思っています。

今は定期的に栄養指導を受けたり、血糖測定をすることできっちりコントロールできているけど、、、産後どうしても気が緩んで元に戻ってしまいそうだなという気はしています。

実際、こんな食事管理が一生続くなんて耐えられない……とも思ってしまいます。

ただやっぱり食事管理で改善できることを体感できたのも事実。つらいことばかりだけど、もう少し頑張ればもっと良くなるかな?とも感じました。

妊娠糖尿病になったことをきっかけに、今後の食習慣も乱れないように気を付けていきたいです。

  • 血糖スパイクが起こらないようにする
  • たんぱく質や脂質も一緒に摂るようにする
  • 食後1~2時間後になるべく動く
  • 空腹時に動きすぎない
  • 食事の間隔を空けすぎない
  • 糖質の量に気を付ける
  • 液体の糖質を摂らない

など少し意識するだけでも日々の血糖値は安定するはず。まだまだ改善の余地があるので今後も頑張ります。

ルル

ヘモグロビンA1cの数値は5.5%よりも改善できるように頑張りたい。

【追記:ヘモグロビンA1Cの数値が改善しました!!!】

食事管理と血糖測定を始めて2ヵ月。なんと数値が改善しました(T_T)!!!

ヘモグロビンA1c
第二子妊娠15週(糖負荷試験アウト)5.7%
食事管理1か月目5.5%
食事管理2か月目5.3%

今まで5.3なんて見たことがない…。正常値に入りました…!!!!

体質だと諦めていたのに、後期に入れば上がるだろうと覚悟していたのに、改善できたことがとても嬉しいです。正直作る料理とかはそんなに変わっていないのに、ご飯量の量とご飯のタイミングを変えたことがこんなに効果があるとは。でもきっと気を緩めたらすぐに数値が戻りそうなのでもっと良くなれるように今後も頑張りたいです。

試行錯誤の食事記録はこちらの記事でまとめています。↓

関連記事妊娠糖尿病の食事と血糖値の記録【分割食メニュー】栄養指導受けながら改善しました

妊娠糖尿病は出産後に治る?糖尿病境界型になってしまった私の数値の変化まとめ

妊娠糖尿病は出産後に治るのか、実際に産後糖尿病境界型になってしまった私のヘモグロビンA1c数値の変化などを紹介しました。

産後は一時的に良くなった数値も、年を重ねるごとに高くなっていく可能性が高いです。

定期的にちゃんとフォローアップして、自分の体とうまく付き合っていけるといいですね。

ルル

妊娠糖尿病で苦しんだ期間に身についたことを忘れずに生かしていきたい!!

では、最後までお読みいただきありがとうございました。

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