この記事では、コートの寿命やコートの買い替えのタイミング、30代ママの私の実際のリアルなコート買い替えの様子を詳しく紹介します。
年末や年明けになると、大幅セールが始まってうきうきしますよね。
冬のボーナスもあるし、大幅に値引きされるコートやアウターは特にお買い得感満載なので、セールで買わないと損な気持ちになってしまいます。
でも、ついついセールで買い足したくなるコートですが、家庭用洗濯機では洗えないものが多く、クリーニング代がかかる上に、かさばるのでクローゼットや押し入れのスペースも奪います。
セールのお得感に惑わされて買って、結局出番のなかった去年のコートはありませんか?(私はありました…)
捨てるべきものは捨てる。正しい買い替えのタイミングで賢く買い替える。冷静に見極めよう!
値段が高くても、意外とコートの寿命は短いのでびっくりします。
あまり着ないコートやアウターのためにクリーニング代を払ったり、クローゼットがぱんぱんになって管理が大変になってしまうのはもったいないですよね。
賢く買い替えてお気に入りのコートだけが入っている素敵なクローゼットにしたい!そんな人の参考になれば嬉しいです^^
コートが寿命を迎えたら買い替えの時期
買い替え時期の一番の見極め方はコートが寿命を迎えているかどうかです。
もし寿命を迎えている場合、どんなに気に入ったコートでももう買い替え時です。
コートの寿命は素材や保管方法、お手入れ方法や着用頻度、着用の仕方によって大きく変わります。
コートの寿命の目安や、寿命を見極めるポイントについて詳しく解説していきます。
コートは何年着る?コートの種類別に見た寿命の目安を紹介
種類別のコートの寿命の目安をまとめました。
コートの種類 | 寿命の目安 |
---|---|
プチプラのコート | 1年~2年 |
流行りのデザインコート | 1年~2年 |
ボンディング加工のコート | 2年~3年 |
ダウンコート | 4年 |
ウールコート | 5年 |
カシミヤなど毛皮のコート | 1年~10年 |
コートごとに詳しく説明していきますね。
プチプラや流行のデザインのコートの寿命は1年~2年
1万円以下の低価格で販売されているプチプラのコートや、流行りのデザインを取り入れたコートの寿命は1年~2年です。
1万円以下でも充分可愛くておしゃれなコートいっぱいある!と思うのですが、生地が薄かったり付属品も劣化しやすいのであまり長くは使えません。
流行りのデザインは1年たつと新しいトレンドに切り替わっているので、プチプラではなく高い値段のコートでも1年~2年で古臭く見えてしまいます。
逆にトレンドを楽しみたい、流行のデザインを取り入れたい場合はプチプラ価格のコートで楽しむのがいいですね。
私も今2歳の娘と公園遊びをしたり、抱っこして靴が当たってすぐに汚れてしまうので、あまり高いコートは買わずに、ほどよくトレンドを取り入れたコートを使い倒すつもりで買うのがいいなと思っています。
毎年買い替えると決めていればクリーニング代も保管スペースもかからない利点もあります^^
子どもが小さい今はどうしても服は汚れちゃうからね。
裏地付きのボンディング加工のコートの寿命は2年~3年
裏地が付いているタイプのボンディング加工のコートの寿命は2年~3年です。
ボンディング加工とは、表地と裏地を接着剤で張り合わせている衣類のこと。
接着剤の成分として使われているポリウレタンの寿命が2年~3年のため、ポリウレタンが寿命を迎えると、表地と裏地が剥がれたり、生地が浮いてきたりします。
表地と裏地を接着剤で張り合わせるボンディング加工のコートは、クリーニングすればするほど寿命が短くなります。
これは接着剤に含まれるポリウレタンが湿気や熱に弱く、クリーニングや保管時の湿気でダメージを受けてしまうからです。
ポリウレタンの寿命は2年~3年。ポリウレタンが寿命を迎えると、裏地がとれてきたり、コートも寿命を迎えます。
ダウンコートの寿命は4年
ダウンコートはけっこう値段が張るし、5年以上もつようなイメージでしたが、寿命は4年くらいです。
ダウンコートに使われる、ナイロンやポリエステルが4年~5年で寿命を迎えてしまうからです。
ナイロンは熱や湿気に弱く、ポリエステルは湿気には強くても毛玉ができやすく摩擦に弱いため、着用頻度が高かったり、湿気の多い場所で保管したりすると寿命は短くなります。
10万円くらいするダウンでももって5年と考えると、年間2万円…やっぱり高いですね…。それにダウンのへたりや羽が出てほころびたりするので長く使おうと思うとメンテナンスが必要です。
ウールコートの寿命は5年
羊の毛で作られる天然繊維のウールコートの寿命は5年が目安です。
- 繊維が細かく絡み合っているので保温性が高い
- 撥水性があって雨にも強く、汚れにくい
- 弾力性があって型崩れしにくい
ウールは暖かいし、強い素材だからちゃんとお手入れすれば長く使える!
天然素材ゆえに虫食いが発生しやすいのが難点ですが、ブラッシングでお手入れして湿気に気を付けて保管していれば5年はもちます。
洋服ブラシは1,000円くらいで買えるものもあるので、持っていない人は探してみてくださいね。
カシミヤなど毛皮のコートの寿命は1年~10年
毛皮のコートは使う毛皮の種類によって寿命が1年~10年と大きく異なります。
フェイク | 1年~3年 |
ムートン | 5年~6年 |
カシミヤ | 5年~10年 |
ミンク | 10年 |
ラビット | 10年 |
フォックス | 10年 |
毛皮そのものは寿命が長いですが、ついている裏地がダメージを受けやすいので裏地によっては寿命が短くなります。
カシミヤのデメリットやお手入れ方法についてはこちらの記事(カシミヤはデメリットも多い?カシミヤコートの寿命や長持ちさせるお手入れ方法)でまとめています。
一番市場価値が高いのは毛皮のコートと言われています。大事に使っていれば高く売れます…!でもクリーニング代も高価ですけどね…!
30代ママのリアルなコートの買い替えと見極めポイント
今回私が買い替えることにしたのは10年近く着たウールコートと、母から古着でもらったサイズが大きめのダウンコートです。
どちらも価格的には5万円以上の高めのコートだからもっと長く着られるのかなと思ったんだけど。
まだ着られそうだし、今年はコートは買い替えたくないとは思いつつ、好きなところもあるけれど小さな不満は募っていて、実は買い替えたくて仕方ありませんでした。
ウールコートはとくに、ほとんど着ていなかったのでなかなか捨てられずにいました。
でも改めてコートの寿命を知ったら、ちゃんと断捨離しようと思えました^^断捨離がちゃんとできたら、次は新しいコートに踏み出すことができますしね^^
コートを買うベストタイミングについてはこちらの記事(コートはいつ買うべき?セールで買うのは本当に得?30代ママの検証)で詳しくまとめているので、コートを買う人は読んでみてくださいね。
買い替え①10年近く着たウールコート
ウールコート
ブランド:23区
価格:5万円くらい
着用年数:7~8年?
このウールコートはいつ買ったかも覚えていないのですが、母と一緒に百貨店に行ったときに買った覚えがあるので、恐らく社会人になってまもないくらい、10年近く前に購入したコートです。
148cmの小柄な私の身長にも合う、丈の短いテーラードコート。
薄くて軽いのに暖かくて、上品な感じが素敵だと思ってたんですけど、着用回数が少ないまま時が経ってしまいました。
今ならたくさん着たいなって思うんだけど、ずっと出番がなかった。
素材自体はまだダメージが少なく、毛玉やほつれなどもないので、まだ着られそうだなって毎年保留にしていました。
裁縫も丁寧で裏地もとれていません。
シンプルなデザインなので古臭い感じもなかったのですが、ずっと気になっていたのは、このくるくる丸まってしまう襟元。
クリーニングをしても、癖がついてしまったのかどうしても丸まってしまいます。
単体で見ると気にならないのですが、新しいコートと見比べてみると、やっぱり色あせや素材のダメージを感じました。よく見るとかなりくすんでいて寿命を全うしたんだな…という感じです。
着用回数が少なくてもったいなく思っても、経年劣化で知らないうちにダメージを受けてる。
- あまり着ていなかったとしても経年劣化する
- 気付かないうちに色落ちしたり色あせたりしやすい
買い替え②サイズが合わないダウンコート
ダウンコート
ブランド:ビアッジョブルー
価格:新品で7万円くらい?
着用年数:???
これは母からもらったコートですが、母は古着で購入したそうなので、何年たっているかは不明です。
でもそんなにダメージもなくてまだ着られそう。私が着るのは2年目。
大きめサイズでざくっときられるのが楽で、子どもと外で遊ぶときも着やすいから気に入っていたのですが、小柄なので大き目サイズのダウンコートを着るとちょっとバランスが悪いんですよね…。
低身長だし、骨格ウェーブなので、 ダウンを着るならショート丈のほうが◎なんです…。
悪くはないなと思ったのですが、カジュアルになりすぎて、会社に着ていくと「あったかそうだね」と声を掛けられ、悪目立ちしてるかな、会社には合わないかな…と気にしすぎる始末でした。
そして新しく購入したのはネイビーのダウンコート。(ブランド:31 sons de mode)
ウエストが絞れるようになっているので、Aラインにも着られるので、ミドル丈でもすっきり着られます。
丈が短すぎると寒いし、おしりが少し隠れるくらいでちょうど良い丈感です。
横から見てもすっきり。
これなら通勤で着てもカジュアルすぎず違和感がなさそうです。
- サイズ感の合わないコートは大人っぽくない!
- 骨格に合ったコートなら上品に見える
防寒対策に必須のダウンコート。骨格に合ったアイテムを意識すれば、カジュアルすぎず上品に見えます。
骨格診断別に似合うコートをこちらの記事で紹介しているのでこちら(骨格診断別に似合うコートを紹介|似合わないコートはもう買わない!)も読んでみてくださいね。
買い替えの見極めポイント
コートが寿命を迎えていたとしても、「まだ着られそうだし…」「あんまり着てないからもったいないし…」と何かと言い訳してなかなか捨てられないですよね。
コートを買い替えるときの見極めポイントをまとめました。
- 色落ちしてくすんだり、色あせてない?
- 型崩れしてない?
- ほつれや穴あき、毛玉は気にならない?
- へたったりボリュームが減ってない?
- 流行遅れで古臭いデザインになってない?
- 体型や骨格に合ってる?
どんなに大切に着ていたとしても、着る機会が少なかったとしても経年劣化で素材はダメージを受けます。
気に入っているから、高かったから、あまり着ていないから、とずるずるクローゼットにしまっていたとしても、小さな不満は心に残ったまま、新しいコートが欲しいという気持ちが芽生えていきます。
新しいコートに目移りしちゃうってことは今持っているコートに何かしら不満があるから。
高かったのに、あまり着ずに寿命を迎えたらもったいないですよね…。
反省を生かして自分が納得して着られるお気に入りのコートを買い替えられるようになりたいですね^^
寿命を考えると、どのくらい自分がコートにお金をかけられるかも冷静に考えられます。
コートの寿命を含め、コートを捨てる基準はこちらの記事(コートを捨てる5つの基準|捨てられない理由はもったいないだけ?)で詳しくまとめているので、まだまだ捨てきれない人はこちらも読んでみてくださいね。
コートは何年着る?意外と短い寿命と買い替えポイントまとめ
コートの買い替え時期や買い替えの見極めポイントについて紹介しました。
コートって大きなお買い物なので選んだり、買ったりするのはとても楽しいですよね。
でもまず今持っているコートを見直してみて、寿命が過ぎていないか、自分が手持ちのコートに感じている不満がないかどうかを確認してみること。
私も新しいコートを買ってからも古いコートを見て「まだ着れるかな…」と未練たらたらでしたが、きっぱり断捨離して前に進むことにします^^
感想などあればコメントください^^