妊娠糖尿病と診断されて「なんで自分が…!」と困惑する人も多いのではないでしょうか。
私は第一子妊娠、第二子妊娠どちらも妊娠糖尿病と診断されたのですが、やはり「なぜ」という気持ちが消えませんでした。
家族に糖尿病の人がいると妊娠糖尿病になりやすい、というのはよく聞いていたけれど。実際父親や祖父母が糖尿病であり今までも健康診断で血糖値がひっかかったこともあるし体質的に血糖値が高いのは自覚がありました。
普段の生活ではなるべく自炊、よく寝る、適度に運動すると気を付けていたのにそれでも避けられなかった妊娠糖尿病。
この記事では、妊娠糖尿病になりやすい人の特徴をまとめました。私が当てはまったのは2点のみでやはり納得できない部分も多いです。同じように妊娠糖尿病になった人の参考になれば嬉しいです。
関連記事:妊娠初期から糖負荷試験に引っかかった!【第二子妊娠で二度目の妊娠糖尿病】
妊娠糖尿病になりやすい人はこんな人|私が当てはまったのは2点
妊娠糖尿病と診断されてから産院で渡されたパンフレットの中に書かれていた妊娠糖尿病になりやすい人の特徴は以下の通り。
・家族(特に両親・祖父母)に糖尿病患者がいる
・肥満である
・過度の体重増加がある
・高年齢(35歳以上)での妊娠
・強度の尿糖陽性
・巨大児や過剰発育時の分娩経験がある
・以前または現在、妊娠高血圧症候群・羊水過多症である
第一子を妊娠したときは「家族に糖尿病患者がいる」の一点のみが該当。第二子を妊娠している現在は「高年齢での妊娠」も当てはまるため2点が該当になりました。
2度の妊娠糖尿病でのBMIは普通体重でした|糖尿病=肥満ではない
BMI値 | 判定 |
---|---|
18.5未満 | 低体重(痩せ型) |
18.5〜25未満 | 普通体重 |
25〜30未満 | 肥満(1度) |
30〜35未満 | 肥満(2度) |
35〜40未満 | 肥満(3度) |
40以上 | 肥満(4度) |
第一子妊娠時はBMI:19.17、第二子妊娠時はBMI:20.54でした。どちらも18.5~25未満の普通体重で、自分の身長に対する適正体重よりも少ない体重でした。
肥満であるかどうかはBMIで判断されます。普段から食事や体重コントロールには気を付けていたし、二十代の頃はむしろ低体重で引っかかっていました。
糖尿病=甘いものをたくさん食べる=肥満のイメージが大きいですが、痩せ型でも糖尿病になる人は多いようです。
参考URL:痩せ型なのに糖尿病?その原因と予防法とは | Oasis Medical(オアシスメディカル) | 透析クリニック運営・透析医療の情報発信
家族に糖尿病患者がいる|糖尿病は遺伝する
私は父と祖母が糖尿病で薬を飲んでいました。糖尿病と遺伝の関係もいろいろ調べてみましたが、遺伝的要素と食生活や運動習慣などの環境の要因が影響すると書かれていました。
「質問」 糖尿病は遺伝する病気ですか?
糖尿病は遺伝する病気です。
ただし、両親が糖尿病だからと言って、子供が必ず糖尿病を発症することはありません。
糖尿病の発症には、両親から受け継いだ遺伝的素因(いわゆる体質)に加えて、食生活、運動習慣等の環境要因が影響します。糖尿病は遺伝する病気です | 名古屋糖尿病内科 アスクレピオス診療院 – 名東区の糖尿病専門医 (asklepios-clinic.jp)
私は3人姉弟ですが、現時点で糖尿病に引っかかっているのは私だけです。なので必ずしも遺伝で糖尿病になるわけではないなと感じています。正直食生活や運動習慣に関しては他の2人より気を付けていると思うし、一番痩せ型なのは私なのですが…けっきょく持って生まれてきた「体質」が大きいのかなとも思いました。
高年齢(35歳以上)での妊娠|年々確実に上がっていたヘモグロビンA1C
糖尿病は、年齢は年齢が上がるとともにかかりやすくなる病気です。
糖尿病が強く疑われる人は男女とも30〜40代から増え始め、50代では男性約18%、女性約6%、60代男性は約25%、女性は約11%(※1)と、糖尿病は年齢が上がるとともにかかりやすくなる病気です。
糖尿病とは?―発症のしくみ、症状から予防法まで | ミッドタウンクリニック名駅|JPタワー名古屋の人間ドック・健康診断 (midtown-meieki.jp)
実際に私も自分のヘモグロビンA1Cの数値の変化を自分で調べてみました。
第一子妊娠前の健康診断結果も見てみたのですが20代後半からずっと5.5%くらい、第一子出産前に高くなりましたが産後に一度また5.5%まで下がりました。
ただ年月の経過とともに5.8%まで上がっていました。年齢が上がることで体力の低下や身体の機能の低下などいろいろ日々感じることも多いですよね…。
年齢が上がったことは要因として大きい。
数値の変化についてはこちらの記事でくわしくまとめています。
関連記事:妊娠糖尿病は出産後に治る?糖尿病境界型になってしまった私の数値の変化
私が妊娠糖尿病になった原因を考えてみた
妊娠糖尿病になりやすい人の特徴をあらためてよく見てみて、「遺伝とかけっきょく体質的な要因が大きいのかな」と思うところが多かったのですが、ずっと食事管理をしながら栄養指導も受けて気づいたこともあります。
- 食事の間隔が空くことが多く高血糖スパイクがよく起こっていた
- 食事量が少ない中で主食の糖質の割合が多かった
- 糖質が多いわりにたんぱく質が少なめだった
- 食事量が少ないから低血糖になりやすかった
- 空腹状態で動くことが多く低血糖になりやすかった
と食事のバランスや低血糖と高血糖を起こしやすい生活習慣にあったかなと反省しました。
今回妊娠糖尿病になって、栄養士さんのもとで食事管理を4か月ほど続けてやっと見えてきた原因でした。そして原因がわかってもなかなか調整するのが難しい日々です。
とは言え、糖尿病になっていない人がここまで毎日気を付けて生活しているのかを考えると、、絶対そんなことない!!!と思ってしまうので、やっぱり納得いかない部分も大きいです(涙)
食事管理の内容はこちらの記事でまとめています。試行錯誤で数値は良くなってきました。↓
関連記事:妊娠糖尿病の食事と血糖値の記録【分割食メニュー】栄養指導受けながら改善しました
関連記事:【妊娠糖尿病】1日6食の分割食・食事管理で気を付けたポイントまとめました
妊娠糖尿病になりやすい人は?まとめ
妊娠糖尿病になりやすい人の特徴をまとめました!
・家族(特に両親・祖父母)に糖尿病患者がいる
・肥満である
・過度の体重増加がある
・高年齢(35歳以上)での妊娠
・強度の尿糖陽性
・巨大児や過剰発育時の分娩経験がある
・以前または現在、妊娠高血圧症候群・羊水過多症である
中には、「1つも特徴に当てはまらないんだけど!!!」という人もいらっしゃると思います。
いろいろ考えてはみたのですが、はっきりした原因はわからないのが病気の怖いところでもあるので、私の中では妊娠糖尿病になってしまった事実を受け入れて食事療法で改善できる部分は改善できるように頑張るしかないかなという結論になりました。
つらいけど頑張ろう…。
他にも妊娠糖尿病の関連記事を書いているので良かったら読んでみてくださいね。日々奮闘しています。
★第一子妊娠時(食事管理なし・転院・管理入院・インスリンあり)
★第二子妊娠時
感想などあればコメントください^^